“今、最も勢いのある10代”といっても過言ではない19歳のYu-ri。昨年3月に高校生日本一決定戦「HIGH SCHOOL NO.1」を制して以降、Wah Wah Wah!!!準優勝、そしてAir Techinician加入と、飛躍を遂げています。

そんなYu-riは中学時代にフリースタイルフットボールを始め、昨年に地元の徳島から上京し、活動の幅を広げてきました。その環境の変化がもたらした影響と、始めた頃から憧れ続けているフリースタイラーの存在とは?

 

Kamalioスタイルの原点

-フリースタイルフットボールに出会った経緯を教えてください。

小学6年生で出場した長野の少年サッカー大会に、フリースタイラーのNoriさんがパフォーマンスとクリニックをしに来ていました。僕はもともとリフティングが好きで、Noriさんにレッグオーバーを教えてもらったら、1発でできたんです。そこから興味を持ち始めて、YouTubeで動画を見ていました。

 

-本格的に始めたのはいつ頃からですか?

中学2年から本格的に始めました。当時はKazaneさんがスーパー中学生というような形で注目されていて、自分よりも年下の人があれだけすごいことをやっているのかと、少し悔しさがありました。

それから、地元の徳島に上手いフリースタイラーがいたので、声をかけて一緒に練習を始めました。

 

-現在のスタイルにたどり着いたきっかけは何ですか?

地元で一緒に練習していた人がKamalioスタイルでした。僕もその影響を受けてKamalioを良く見ていいて、今のスタイルが出来上がっていきました。

 

-大学から地元を離れ、上京したのはなぜですか?

フリースタイラーがたくさんいて刺激を得られますし、関東のほうが大会も多いからです。あとはYouTubeでPelusa(明治大学のインカレサークル)のパフォーマンス動画を見て、ずっと入りたいと思っていました。

徳島にはフリースタイラーが少なかったので、大人数でのパフォーマンスに憧れていたので。当時の代表のCanataさんとは、その頃からコンタクトを取っていました。

 

“高校生日本一”の肩書きを背負い東京へ

-大学進学の直前には、高校生日本一決定戦「HIGH SCHOOL NO.1」で優勝を果たしました。

受験勉強であまり練習ができず、スキルも落ちていたので、まさか優勝できるとは思っていなかったです。この大会は自分の現状を知って、這い上がっていくきっかけにするつもりで考えていました。

中学、高校とF4(Freestyle Football Flash Forward)という全国大会に出ていて、ベスト4まで進出したことはありましたが、優勝したのはHIGH SCHOOL NO.1が初めてでした。

 

-そこから大学に進学して、自分自身に変化はありましたか?

モチベーションはかなり上がりましたね。周りにたくさんフリースタイラーがいますし、高校生日本一になったことをきっかけに、僕を知ってくれた人が増えたので。動画だけでなく、リアルでも活躍できるように追求していこうという気持ちになりました。

 

-4月からはPelusaのメンバーとしても活動を始めましたが、Pelusaの魅力はどこに感じましたか?

あの人数でパフォーマンスできるのはPelusaしかないと思うので、そこが一番の魅力だと感じています。僕は地元ではダンサーと良く練習をしていたので、ダンスのように大人数でパフォーマンスをすることに憧れていました。

 

大学ではダンスの活動もしていますが、フリースタイルフットボールに生かしたい部分はありますか?

ダンスは音楽のカウントに合わせて踊るので、フリースタイルフットボールでも技をする時に音のカウントを意識するようになりました。

日本では特にHiro-Kさんが音のカウントに合わせて技をしているので、良く参考にしています。他にもダンスの中でフリースタイルフットボールに使えそうな要素は、少しずつ取り入れていきたいと思っています。

 

-Wah Wah Wah!!!では敗者復活戦を制し、最後は決勝進出を果たしました。

予選の1回戦でIbukiさんに負けて、なんとか敗者復活戦で勝ち進むことができて、まさか決勝まで行けるとは思いませんでした。

 

-決勝ではKo-sukeと対戦しましたが、どこに差を感じましたか?

Wah Wah Wah!!!はジャッジにフリースタイラーがいないので、魅せ方が重要な大会だったんですけど、そこが足りなかったと思います。引き出しの多さ、スキルの高さ、音へのアプローチなど、あらゆる面で差はありましたけど、一番の差を感じたのは魅せ方でした。

 

憧れのエアテク加入と、追い続ける目標

昨年末には、中学時代に憧れていたKazaneがリーダーを務める「Air Technician」に加入しました。

フリースタイルフットボールを始めた時から、エアテク(Air Technicianの略称)に入ることが一つの目標でした。Wah Wah Wah!!!の後にKazaneさんから話をもらって、そこで僕の意思を伝えて、一緒に活動することになりました。

 

-Air Technicianでは、どのようなことを成し遂げたいですか?

レベルの高い環境でやることによってスキルアップしたいですし、大会や動画を通して「エアテクのYu-ri」として世界から注目を集めたいです。

 

-昨年は高校生日本一から始まり、多くの実績を上げましたが、達成感はいかがでしょうか。

今までの憧れがYoくんやKazaneさんで、そこにしがみ付きたくてやってきたので、まだまだだと思っています。一番はSUPER BALLで同じランク(Kazaneはベスト16、Yoはベスト8が最高位)まで追いつきたいので、まず今年はベスト32に入りたいです。

その後の目標は具体的には考えていないですが、とにかく行けるところまで行くこと。目標というよりも、彼らに追いつきたいという想いが強いですね。

 

最後に、自身が想うフリースタイルフットボールの魅力を教えてください。

自分が持っているスキルをつなげて、難しい流れが決まった瞬間が一番楽しいです。そうやって型にハマった時のほうが大会でも勝てていますし、勝っている時は何も意識せずにやれていると思います。

逆にあれをやろう、これをやろうと考えすぎている時は勝てていないです。ただ、何も意識しないとWah Wah Wah!!!の時みたいに同じ技が出ちゃいます(笑)それを克服するために、今年はシッティングなどにも挑戦していきたいです。

投稿者プロフィール

Hiromu Tanaka
Hiromu Tanaka
中学生からフリースタイルフットボールを始め、大会やパフォーマンスなどに積極的に参加。現在はフリーランスで、スポーツを中心に様々なWebコンテンツを配信。JF3の運営をはじめ、フリースタイルフットボール界を盛り上げるべく、多岐に渡る活動を行っている。