World FinalでKo-sukeが求める、結果以上の目標

世界で最も権威のある大会「Red Bull Street Style World Final」が、11月21日(水)と22日(木)にポーランド・ワルシャワで開催される。

日本からは全国大会「JFFC 2018 supported by CHIMERA TV&GAMES」で優勝したKo-sukeが2大会連続で出場する。前回大会では準優勝を果たしたKo-sukeに、今大会での目標を伺った。

 

ジャッジシステムに寄せることはない

-JFFC 2018 supported by CHIMERA TV&GAMESを振り返っていかがでしたか?

スタイルが定まっていなかったこともあって、あまり出し切れなかったと思っています。なんとなく見えている部分はあったものの、練習が追いついていなくて実現しなかったです。

大会に臨む時は、いつも事前に優勝する可能性がどのくらいあるかを考えていますけど、今年のJFFCは低いほうだったので、優勝という結果は意外でした。

 

-Red Bull Street Style 2018 World Finalに向けて、どのように準備を進めてきましたか?

平均で1日90分くらいは練習しています。毎日頑張ろうとしても、週に1回くらいは練習できない日があって。そのできない日を消そうとすると、日々の生活の負担が大きくなってしまいます。

前回大会(2016年)の時は学生で、今大会は社会人という立場なので、今の生活に合わせたやり方にしないといけなくなりました。

JFFCを優勝した段階で、World Finalに向けての過程と目標をある程度決めてはいました。もちろんJFFCに向けての準備と多少は共通する部分があるものの、今のほうがしっかりと目標を具体的にしています。

 

-2大会連続の出場となりますが、前回大会との心境の変化はありますか?

前回大会よりは、あまり世界大会ということを意識しすぎていないですし、プレッシャーも感じていないです。ただ、相変わらず日本代表としての変な責任感はあります。

 

-前回大会はイギリスのロンドンで、今大会はポーランドのワルシャワでの開催となります。英語圏でないことや、国の文化が違うことによって影響は出るのでしょうか?

前回大会ではしっかりとRed Bullがアテンドしてくれていましたし、国はあまり関係ないと思っています。撮影や大会の過程で、ロンドンの雰囲気をなんとなく感じることはありましたけど。

むしろ、一番影響があるのは気候です。例え室内でやるとしても、2016年のAFFC(アジア大会)では高温多湿であることによる影響はありました。

 

-今大会からWFFAの新ジャッジシステムが導入されますが、意識している部分はありますか?

多少はありますけど、やることはあまり変わらないです。ジャッジの基準に技をすごく寄せることもないです。

 

参考:

このカルチャーにどう在ってほしいのか?日本王者の新ルールへの見解

 

-今大会で対戦してみたい選手はいますか?

あまり対戦相手を意識してはいないですけど、Jordan(フランス)とKala(ポーランド)、Fahad(UAE)とはやってみたいです。

RBSS 2018 World Final 出場選手一覧

 

優勝するより価値のあること

-優勝を争うのはどの選手だと想定していますか?

やはりErlend(ノルウェー)が上に来るのではないかと思います。ただ、今大会は運営の主体に世界フリースタイルフットボール連盟(WFFA)が加わったので、以前とは違っ大会になると考えています。

言ってしまえば、各国代表版のSUPER BALLになるのかなと。ステージやDJなどの演出も含めて、よりSUPER BALLに寄る気がします。

 

SUPER BALLはオープン大会ですし、各国からフリースタイラーが集まってワイワイ楽しむお祭りのようなイメージがありますが、World Finalはより社会に向けてフリースタイルフットボールを発信する場だと感じています。

だからこそ、従来のWorld Finalは他の大会と雰囲気が格段に違って、実力のある選手がいつも通りにプレーできないことがありました。前回大会でも、ErlendやRicaldinho(ブラジル)といった優勝候補が早々に敗退しています。

ただ、今大会はいつものWFFA主催の大会と同じ空気になる可能性があるので、意識する相手も変わってくるかもしれません。

 

-今大会での目標を教えてください。

前回大会と同様に、フリースタイルフットボールにもっと魅力的なスタイルがあることは、継続して世界に発信していきたいと思っています。

前回大会の前に思っていたのは、それを伝えるためには“結果”が必要だということです。ただ、準優勝をすることはできたものの、あまり周囲に影響は出ませんでした。

もちろん優勝を逃したということはありますが、実は求められているのは結果ではないのかもしれないです。優勝しても、あまり変わらない気はします。

 

トップの選手もそうでない選手も、スタイルを取り入れようとしてきてはいるものの、ただコピーしているだけにも見えます。そのムーブの何が良いのか、本質的な意味は分かっていないように思えます。

だからこそ、今大会で何を目標にすれば良いのかを自分が知りたい状況ではあります(笑)。優勝するより価値のあることも存在するかもしれないですね。

世界にいろいろと考えてもらうためにも、ジャッジシステムに寄せないことも大事だと考えています。中途半端に寄せてしまうと、違いに気づいてもらえない可能性もありますから。

 

SUPER BALLを見ていても、YoやKazaneのプレーに反応する外国人は増えてきています。観ている人を盛り上げた上で、それでも今のジャッジシステムでは結果が伴わなかった時に、周囲がどのようなことを感じるのか。

何かを変えなければいけないのではないか、と考えてもらうことができれば嬉しいです。

 

-日本から応援してくれる皆さんにメッセージをお願いします。

できるだけ良いものを用意していくので、「良いものを見れた」と言ってもらえように頑張ります。

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投稿者プロフィール

Hiromu Tanaka
Hiromu Tanaka
中学生からフリースタイルフットボールを始め、大会やパフォーマンスなどに積極的に参加。現在はフリーランスで、スポーツを中心に様々なWebコンテンツを配信。JF3の運営をはじめ、フリースタイルフットボール界を盛り上げるべく、多岐に渡る活動を行っている。

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