自国開催の大舞台に挑むmoe-K。決意を胸に16歳最初の大会へ

2月22日(木)に、DAZN主催の世界大会「DAZN World Freestyle Masters 2018」が開催となります。同大会では、世界ランキングの順位や実績に基づき選出された男子16名、女子8名のフリースタイラーたちが頂点を目指します。

開催国の日本からは、男子部門にYo、女子部門にmoe-Kが出場します。

世界王者の“代役”として急きょ出場決定

DAZN World Freestyle Mastersの出場メンバーは1月末に発表されたものの、そのリストの中にmoe-Kの名前はありませんでした。

彼女の出場が発表されたのは、2月初めのこと。当初はSUPER BALL 2017を制した世界王者・Liv Cookeが出場する予定でしたが、怪我で大会を辞退し、その“代役”として急きょ参戦が決まりました。

 

moe-Kは昨年11月、アジア10カ国以上のフリースタイラーが参戦する「EXPY STREET JAM 2017」に出場しました。男女混合の大会ながら予選を通過し、見事にベスト8の結果を残しています。

「自分のしたいフリースタイルを気持ちよく出来て、今まで味わったことのない楽しさや悔しさ、そして達成感を知ることができて、とても良い経験になりました」

自身初となる海外の舞台で「緊張もあった」と振り返りながらも、持ち前のリズミカルかつオリジナリティ溢れるスタイルで、好成績を収めました。

EXPY STREET JAMで得意の“モエクラ”を披露

アジアでの経験を生かし、初の世界の舞台へ

アジアの舞台では結果を残した一方で、世界のトップランカーが集う今大会では、その経験の浅さが不安視される面もあります。Red Bull Street StyleやSUPER BALLなど、世界の主要大会で活躍する女子フリースタイラーが数多く参戦する中、moe-Kは今回が初の世界の舞台となります。

大会まで1ヶ月を切った中で急きょ出場が決まり、準備期間の短さに「焦りもありますし、女子の日本代表として戦うプレッシャーもあります」という本心も。ただ、その中でも「初の世界大会で、自分のフリースタイルを出し切れるように準備を進めています」と、自身のスタイルを貫くことに集中していると明かしました。

初戦では、優勝候補の筆頭であるKalina(ポーランド)と対戦することが決まりました。SUPER BALLで優勝経験を持つ強豪と激突しますが、大会を通して「全力で戦う」と意気込みを示しており、初戦からフルスロットルで戦うことが予想されます。

大会6日前に誕生日を迎えた16歳の新鋭は、そのフレッシュさとオリジナリティを武器に、自国開催の大舞台へ挑みます。

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投稿者プロフィール

Hiromu Tanaka
Hiromu Tanaka
中学生からフリースタイルフットボールを始め、大会やパフォーマンスなどに積極的に参加。現在はフリーランスで、スポーツを中心に様々なWebコンテンツを配信。JF3の運営をはじめ、フリースタイルフットボール界を盛り上げるべく、多岐に渡る活動を行っている。

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