データで振り返るSUPER BALL。世界最強国は◯◯◯◯◯?

チェコ・プラハで行われている世界大会「SUPER BALL」の2018年大会が閉幕した。

今大会では、日本のYoとKazaneがBattle部門で揃ってベスト4に進出し、世界に日本の力強さを示した。またDouble Routine部門では、YOSSHI & YU-Jが、照明が途中で消えるというトラブルの中で最高のパフォーマンスを見せ、2年連続の準優勝を果たした。


Battle部門


Routine部門


Double Routine部門

日本勢の活躍が印象的な大会だったが、全体的に見ても世界52カ国から(※)408人のフリースタイラーが参戦し、まさに“世界最大規模の大会”として大いに盛り上がりを見せた。

※大会前にはエントリーリストに401人の選手が公表されていたが、最終的には407人にアップデートされた。公式Twitterアカウントでは408人と記載されている

 

今回は、そんなSUPER BALLを“データ”で振り返る。

 

主な未出場選手

まずは、昨年の大会で活躍したものの、今大会には出場しなかった選手を紹介する。

Ricaldinho(ブラジル)

出典:Super Ball

昨年のBattle部門とSick Three部門で優勝を果たした20歳。スピードと精度を兼ね備えた圧倒的なエアームーブを武器としている。今大会にはジャッジとして参加した。

 

Pedrinho(ブラジル)

出典:Super Ball

昨年のBattle部門のファイナリストで、感情を前面に出したパフォーマンスが特徴として挙げられる。現在は香港を拠点に活動している。

 

Emil Kalldoff

出典:Super Ball

回転系のエアームーブを武器としている。過去には世界大会で日本のYoやTokuraを下し、”日本キラー”としても知られている。

 

この3選手が出場していれば、今大会はよりハイレベルで熾烈なバトルが繰り広げられたことが予想される。

 

エントリーランキング

国別

1位:ポーランド(55人)
2位:フランス(33人)
3位:ロシア(26人)
4位:オランダ(21人)
5位:スペイン(20人)
6位:ドイツ、アメリカ(17人)
8位:イタリア、日本(16人)
10位:デンマーク、ハンガリー(15人)

 

今大会にエントリーした407人のうち、最もエントリーが多かったのはポーランド人だった。実に55人が名を連ね、その割合は全体の13%を占めた。

やはりチェコで行われている大会ということもあり、上位トップ10の大半はヨーロッパの国だった。ヨーロッパ以外の国では、アメリカが6位、日本が8位にランクインしている。

なお、開催国のチェコからは9人が出場と、やや少ない印象を受けた。

全52カ国のエントリー数ランキングはこちら

 

大陸別

1位:ヨーロッパ・・・310人(28カ国)

2位:アジア・・・46人(11カ国)

3位:北中米・・・23人(3カ国)

4位:アフリカ・・・13人(4カ国)

5位:南米・・・11人(5カ国)

6位:オセアニア・・・4人(1カ国)

 

エントリー407人中、実に310人がヨーロッパ国籍の選手で、その割合は全体の76%である。

また、サッカーファンからすれば意外かもしれないが、2位はアジアだった。エントリーは46人と数多く、3位の北中米と倍の差をつけている。

最下位は、やはり最も人口が少ないオセアニアだった。オーストラリアからのエントリーのみで、その人数は4人だった。

 

メダルランキング

国別

1位:ポーランド・・・7枚

2位:ノルウェー・・・6枚

3位:日本、ロシア・・・4枚

5位:コロンビア、ベラルーシ・・・2枚

6位:フランス、スウェーデン、ハンガリー、オーストラリア、チェコ、ベルギー・・・1枚

 

全11部門中、メダル数が最も多かった国は、エントリー数ランキングでも首位を記録したポーランドで、その数は7枚だった。そして6枚と僅差で、ノルウェーが2位に位置している。日本は4枚で、ロシアと同率の3位となった。

 

大陸別

1位:ヨーロッパ・・・24枚

2位:アジア・・・4枚(日本のみ)

3位:南米・・・2枚(コロンビアのみ)

4位:オセアニア・・・1枚(オーストラリアのみ)

 

大陸別に見ても、エントリー数ランキングと同様に、ヨーロッパがダントツで首位だった。2位・アジアの4枚はいずれも日本人で、3位・南米の2枚は、どちらもコロンビアのBoykaである。

 

選手別

1位:Erlend(ノルウェー)・・・3枚

2位:Boyka(コロンビア)、YOSSHI(日本)、Krog(ノルウェー)・・・2枚

3位:Yo(日本)、YU-J(日本) ほか23選手・・・1枚

 

ノルウェーのErlendがBattle、Show Flow、そしてDouble Routineの3部門で入賞し、メダル数で1位に輝いた。しかも、いずれの部門も優勝である。

2位はBoyka、YOSSHI、Krogの3人が記録した2枚で、日本のYOSSHIは実に4大会連続で2枚のメダルを獲得している。

 

世界最強国は...?

データで見ると、ヨーロッパのポーランド、ノルウェー、ロシアの3カ国は、フリースタイルフットボール人口の多さと個々の強さを兼ね備えており、強豪国という印象が強かった。もちろん、その3カ国に加えて、日本も強豪国として存在感を示している。

開催国のチェコは人口や実力を見ると、フリースタイルフットボールが盛んな国とは言い難い。それでもチェコで開催され続けている背景には、主催のLucasoがチェコ出身ということも関係しているだろう。

 

興味深いのは、フリースタイルフットボールの強豪国には、サッカーの強豪国が少ないという点である。サッカーの世界ランキング「FIFAランキング」(2018年8月28日現在)を見ても、ロシアは49位、ノルウェーは53位、そして日本も55位と、決して高い数字ではない。

ポーランドは18位だが、最近になって力をつけてきた国で、ワールドカップでも目立った成績を残していない。しかし、フリースタイルフットボール界では“世界最強国”といっても過言ではない。

 

SUPER BALLは「世界最大規模の大会」だが、「世界で最も権威ある大会」のRed Bull Street Style World Finalは、11月にポーランドで開催される。

世界最強国・ポーランドで初めて開催されるRed Bull Street Style World Finalでは、どのようなドラマが生まれるのだろうか。日本代表として出場するKo-sukeの活躍にも期待したい。

 

【▷次ページ】全52カ国のエントリーランキング

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