初心者から日本王者まで!日本最大級の「JAM」を主催者が解説
昨今ではフリースタイルフットボールといえば「バトル」という印象も強い中、よりフリースタイルフットボーラーの身近になくてはならないものが「JAM」だろう。
海外ではJAMではなく「Meeting」と言われているが、日本ではMeetingは仕事などの打ち合わせのイメージが先行するのではないか。JAMという言葉は音楽の世界でよく使われ、ミュージシャンたちが集まって即興的に演奏することであり、そのイメージが日本人にマッチしたと思われる。
JAMという“交流型練習会”
JAMの定義は、2人以上で一緒にボールを蹴ることである。フリースタイル創世記から、全国各地に様々な名前のJAMが存在している。ここで僕が気になったことがあり、Twitterでアンケートを行なってみた。
「JAMは練習会なのか?交流会なのか?それとも...」
結果は...
練習会 25%
交流会 70%
その他 5%
(総票数126票)
このデータをもとにJAMを説明するならば、“交流型練習会”と言えるのではないか。わざわざ説明する必要はないかもしれないが、参加者がどんな気持ちでJAMに参加しているのかは知っておいて損はないはず。
全国各地に様々な特色のあるJAMが存在する。仲良しグループで開催しているもの、チームが主催して開催しているもの、スクールが主催して開催しているもの。楽しみ方もそれぞれ大きく違う。
そして今回は、そんなJAMの中で最も古い歴史があり、今も定期的に開催されている日本最大級のJAM「関西JAM」へ焦点を当てる。
関西JAMの歴史
第1回の関西JAMは、2005年12月18日に京都の梅小路公園で開催され、16人の参加者が集まった。第2回が2006年1月8日、大阪城公園で参加者7人。第3回が翌月2月12日、大阪城公園で参加者20人。この時はNHKの取材も入っていたそうだ。
ここから2007年までの記録はあまり残っていないが、確認できたところだと、2007年は計6回開催されている。そして、2008年の7月以降は稀に開催されない月もあったものの、ほぼ毎月第4土曜日の13時から大阪城公園で開催されるようになった。
元号が令和に変わった今年度は、11月に第150回を迎える。ちなみに第100回は10周年とも重なり、全国各地から総勢71人が参加した。
関西JAMの年齢層とレベルは?
フリースタイルフットボールの人口は、高校生から大学生までの年代が多くを占めている印象がある。その中で、関西JAMは小学生から社会人まで、幅広い年齢層が集まっていることが特徴といえる。
そして、近年では女子フリースタイラーの増加に伴い、関西JAMにも多いときには10人近くの女子が集まる。全体の参加者の平均人数は25名ほどを数えている。
昔は中級者から上級者ばかりが集まっている印象だったが、近年はフリースタイルフットボールの入り口として関西JAMを選ぶ人も多い。初心者、中級者、上級者、さらには日本チャンプなど、幅広いレベルが同じ空間を共有している。
関西JAMってどんなことをしているの?
関西JAMの大前提は「いつ来てもOK!いつ帰ってもOK!フリースタイルフットボールが好きな人が集まって楽しく蹴る!」。みんながそれぞれ楽しくボールを蹴っている中で、仲良くなったメンバーがサークルを作って同じ技を練習し合ったり、ひたすら喋りながら1つのボールで遊んでいたり、ストリートサッカーをしたり。
毎回行なわれるわけではないものの、突発的に1つのボールを使ってリフティングでパスゲームをすることも。これが盛り上がって、暗くなっても帰らずに遊んでいる風景が良くある。
毎月第4土曜日の13時から、大阪城公園駅下車すぐの場所で行なっているので、ボールと靴を持ってその場へ行くだけ。ボールを持って来なくても良いが、持って行ったほうが楽しめる。もし初めての参加で不安な場合は、主催者や参加予定の人と、事前にSNSなどで繋がっておくのも1つの手だ。
誰でも参加できるJAMに足を運んで、同じ趣味を持つ仲間とフリースタイルフットボールを楽しんでもらいたい。
関西JAM
日時:毎月第4土曜日 13:00〜
会場:大阪城公園(大阪城公園駅下車すぐ)
主催:まぢり
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