世界トップレベルの3人に迫る!JFFC2017ジャッジインタビュー
5月13日(土)と14日(日)に開催する「Japan Freestyle Football Championship 2017 supported by CHIMERA TV&GAMES」(JFFC 2017)に向けて、今大会でジャッジを務めるCharly(チャーリー)、Martin Schopf(マーティン・ショップ)、Rocco(ロッコ)の3名にインタビューを敢行しました。
世界トップレベルで戦う選手たちのフリースタイルフットボールにかける熱意や、今後の目標に迫りました。
(左から)Rocco、Charly、Martin Schopf
Q1.まずは自己紹介と、あなたのフリースタイルフットボールにおけるスタイルを教えてください。
Charly「僕のスタイルは、とにかく速く、そしてフレキシブルにテクニカルな技やアクロバティックを魅せることだよ」
Martin Schopf「僕の名前はマーティン・ショップ。23歳で、オーストリアのウィーンに住んでいるよ。ダンスの要素とフリースタイルフットボールのテクニックを融合させて、ダイナミックなスタイルを目指している」
Rocco「ロッコです。Lower(エアームーバー)だよ」
Q2.普段の練習頻度と練習内容を教えてください。
Charly「普段は週に4,5回練習しているよ。朝にシッティングやエアムーブを中心に2時間、午後にアクロバティックと上半身のトリックを2時間練習することが多いね」
Martin Schopf「週に5日か6日、2,3時間の練習をしているよ。練習の序盤はいつも自分のムーブやコンビネーションを繰り返して、精度をあげつつより良いフローやスタイルにしていくんだ。その後に新しいムーブをトライしたり、創り出したりしている」
Rocco「学生時代はたくさん時間があったから、毎日2時間は練習していたよ。夏だと3時間だった。朝に1時間、午後2時頃に1時間、午後6時頃に1時間。最初の練習はウォーミングアップで、2回目の練習はもう既にできる技を繰り返していた。3回目の練習では新しい技に集中していたよ。
でも今は(フリースタイルフットボール以外の)仕事もしているから、時間を見つけるのが難しいんだ。でも毎日1時間は練習をできるように頑張っているよ」
Q3.スキルやスタイルを向上させる上で一番重要なことは何ですか?
Charly「僕はスタイルを磨くことが一番重要だと思っている。すべての技はスタイルがあれば更に良く見せることができるからね」
Martin Schopf「自分が一番熱くなれることや、一番楽しくなれるような技やスタイルでプレーすることが大事。周りの声を尊重して聞くことも良いけど、自分自身の道を行くんだ」
Rocco「自分のスタイルを磨くには練習量が大事。何度かできたトリックでも数か月か数年繰り返し行うことで、それは自分にとって技術的にも大したことではなくなるし、身体がより自然に動くようになる。
そうなった時に、そのトリックを違う形に進化させ始められるんだ。自分の動画を練習が終わった後に見ることも良いアイディアだね。どこが良くなって、どこが間違っているのか、ちゃんと分析できる。
言う必要もないかもしれないけど、ハードコアに挑戦する前により確かな基礎を習得しておくことは極めて重要だ。少なくとも、自分にとってはその全てが活きているよ」
Q4.フリースタイルフットボールキャリアの中で、一番の思い出は何ですか?
Charly「僕のフリースタイルキャリアで一番の経験は、過去に4度も世界大会の決勝戦で敗れた後にRed Bull Street Style 2016 World Finalで優勝したことだよ。あれは決して諦めなかった事へのご褒美だね」
Martin Schopf「世界中を旅して、世界中のフリースタイラー達と会うことかな!」
Rocco「素晴らしい思い出がありすぎて、一つを選ぶのは不可能だよ!でもその多くはSuperballに関連しているかな。中でも素晴らしい思い出は、2013年にSuperballのSick threeで1位になったことだね。
2015年にValentinoや大会を観に来ていた沢山のフリースタイラーとセッションした時も良かったし、2014年にHolmbergとPWGとセッションして、nail eatw→ahm→eatwのコンボを成功させた時も良かった。
もっと前だと2011年にFX、Skora、そしてAndrewとセッションもしたし、2009年にRed Bull Street Styleのハンガリー予選でFXとバトルもできた。2012年にはサンクトペテルブルクでの大会のChallenge部門で優勝もした。やっぱり決められないよ!」
Q5.フリースタイルフットボールキャリアにおける今後の目標を教えてください。
Charly「アルゼンチンでもっとフリースタイルフットボールをポピュラーにしたいんだ。そうなれば、アルゼンチンから多くの逸材が出てくるのは確実だね」
Martin Schopf「最大限にこのスポーツを楽しんで、自分が成し遂げたことで誰かに影響を与えることが目標だよ」
Rocco「今までいくつものゴールに到達したよ。記念に制作した『Remember Me』という映像の中で、自分の夢だったコンボもいくつかできたしね。それでも頭の中にはたくさんの新しいトリックやコンボがあるから、今年の夏はそれらに集中するつもりなんだ!
今はとてもエキサイトしているよ。なぜなら自分の人生でいつか日本に行くことが夢だったからね。今、それが叶おうとしているんだ」
Q6.あなたにとってフリースタイルフットボールとは?
Charly「フリースタイルフットボールは僕の人生そのものだよ。すべての時間をフリースタイルフットボールに捧げているし、自分がフリースタイラーであることを愛している。新しい世代が夢に到達するために影響を与えることができたら最高だね」
Martin Schopf「僕にとってフリースタイルフットボールは、芸術とスポーツの完璧なコンビネーションなんだ!」
Rocco「今までの5つの質問の答えが、僕にとってフリースタイルフットボールがどんな存在かを良く表していると思う。
フリースタイルフットボールは僕の人生そのものであり、このカルチャーに感謝しているんだ。今まで様々な機会を与えてくれたし、それはフリースタイルフットボールがなくては絶対にあり得なかったことだからね」
今回インタビューした3選手は、JFFC 2017でジャッジを務めるほか、5月15日(月)に行われる「JFFC 2017 After JAM」にも参加します。是非この機会に、世界トップレベルのフリースタイラーとの交流をお楽しみください。
【Japan Freestyle Football Championship 2017 supported by CHIMERA TV&GAMES】
予選大会:5月13日(土) フットサルポイント両国
決勝大会:5月14日(日) 川崎ルフロン
投稿者プロフィール
- 日本フリースタイルフットボール界を統括し、シーンの普及・発展に寄与する団体。
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